賃貸 火災保険について思うこと

不動産

賃貸物件は必ずと言っていいほど、『火災保険』の加入が契約の必須になっていることがほとんどです。

私はこれまで一人暮らしを始めてからは、賃貸集合住宅にしか住んだことがありません。
その都度、火災保険には加入をしていました。
居住物件の管理会社から勧められるがままの保険に。。。。。
今回もそうでした。
勧められた保険は『火災&地震&家財の補償がワイドになった総合保険』です。

火災に地震に、、、ワイド?

ざっくり言えばこういう内容です。
『この部屋で起こった天災や突発的な事故を含んだ災害・災難にほぼ全部対応をします!』

家財保険&賠償&費用保険の内容は盛りだくさん‼️保険金支払対象補償はなんと全部で13項目もありました。

2年契約で20,000円‼️(一番安いプランで) 高い😩

ハッキリ言ってですね、単身独身・最上階住みの私にとっては不要な保証内容盛りだくさん保険になるんですよ。上階からの水漏れ補償とか、災害時にガスや電気が使用できなくなったために臨時宿泊費用が出る(!)とかね。

過去を振り返ってみても、これまでの賃貸物件でも似たような保険に入っていました。と、いうか不動産屋さんがあたかも
”この保険に入ってくださいね〜〜 保険加入は必須ですよ〜〜”
という調子だったので、用意された保険に入ることが必須だと思っていました。

でも違います。入居者は自由に火災保険商品を選ぶことができて管理人(管理会社)は、その保険の加入の拒否をすることができない、と国土交通省「住宅賃貸標準契約書」にもちゃんと記載がされています。

では、なぜこんな高い保険を用意しているのかというと、、、
それはもちろん保険会社からの「キックバック」があるからですね。なので管理会社も必死です。

自分で探すと仲介不動産屋さんを通じてお伝えをしてもらいましたが、そこから管理会社と私とで、壮絶なバトルが始まりました。

やり取り①
『原則』弊社指定の保険へ加入をお願いしております。(コールセンターと連動していることや更新漏れ防止等の観点から)※指定保険加入不可の『特別な』事情があればご教示ください。


『原則』に『特別な』って。。。
この時点で相当不快でしたが、ここは冷静に。用意された保険は自分にとっては不要な補償が多かったので自分で探すと連絡。

やり取り②
※加入時の『必須条件』
・借家賠2000万円以上
・個人賠2000万円以上
・修理費100万円以上(※不足かつ突発的な事故を含む)
・事前に加入予定の保険内容がわかる書類を提出すること
>>>以上の条件を満たした商品へのご加入と証明書類のご提出をお願いいたします。


『必須条件』?入居者は自由に保険の選択ができるのに、この担当者は法律を知らないのか?と疑念を抱く。
それでも揉め事は起こしたくないので条件に見合う保険を探すことに。→提示条件とほぼ同等保険を見つける。

やり取り③
・ご加入を予定されている保険内容では、弊社提示の条件を満たしておりませんので、『承諾』いたしかねます。(不測かつ突発的な事故対象外)

この『承諾』の一言と、これまでのやり取りでも見受けられる高圧的かつ傲慢な態度にさすがにガマンができなくなり、反撃開始。

  • 賃貸契約における「付帯サービス自由選択」に関しては、2020年の懸案修正や国土交通省ガイドラインにより、入居者に対する不当な保留は禁止されています。
  • 国土交通省の「賃貸住宅標準契約書」記載例でも、火災保険への加入義務を信頼しつつ「保険会社や商品は借主が自由に選択する」旨を推奨しています。
  • 実際には、特定の代理店や提携保険の勧誘・斡旋が行われる場合が多いが、借主が他社の同等条件の商品を希望した場合、それを拒否する正当な理由がない限り、管理会社側が契約を拒否したり、入居を認めないのは公序良俗や消費者契約法(第10条)などに対抗することがあります。

この内容を送りつけて、これ以上高圧的かつ傲慢な対応を取り続けるなら、消費生活センター及び、消費者庁に申し出を行います。と連絡。

この管理会社の対応は、強制加入の姿勢が『独占的勧誘』に相当し、自分たちにとって都合がいい保険に入らなければ入居を認めないという姿勢が『公序良俗や消費者契約法(第10条)』などに抵触している可能性が高い、と判断できます。

上記警告文を送付してからは、まあ随分と対応は大人しくなりました。
これ以上揉めるのもめんどうだったので義務はありませんでしたが、先方指定の保険を探し、その保険に加入することでこのやり取りは終了をしました。

2年契約で9,500円‼️(地震保険なし・不要な補償なし) 安くあげられた😆

引っ越しを考えている方、あるいは今加入の火災保険の内容に疑問をもっている方の参考になれば嬉しいです☺️

次回は不動産会社へ支払う仲介手数料について、今回起こったことをお話したいと思います。

タイトルとURLをコピーしました