【50代の賃貸体験談】新築プレミアムの罠。弁天町1Kで学んだ家賃交渉と内見の失敗

不動産

西成区花園町のマンションで散々な目にあいました。時間が無いとはいえ決めたのは自分。嫌な目にあったのも、この物件に住むことを決めた自分の責任です。
この経験を糧に次なる物件は絶対に失敗しない!と誓い、20歳秋から住んだ「大阪市港区弁天町」の新築1Kマンションについてお話をします。

バイト先の先輩が就職した不動産屋で物件探し

ミナミに近いと言えども、西成区はもうこりごり。それでもやはり難波界隈へ自転車移動ができる場所に住むことについては譲れない条件のひとつでした。

当時バイト先でお世話になっていた先輩が、不動産会社に就職していて、引っ越しを考えていると相談したところ、提案してもらった場所が「大阪市港区弁天町」でした。

このマンションの特徴がこちら。

  • 新築1K。完成したばかりでピカピカ。
  • JR弁天町駅まで徒歩5分。地下鉄だと徒歩8分ほどで交通の便が良い。
  • 立地的にキタエリア(梅田界隈)へも自転車移動が可能。
  • 当時は注目のウォーターフロントエリアだった。

花園町のマンションとは天と地の差!新築のこの部屋はとても眩しく、キラキラして見えました。完全にこの新築1Kタイプマンションに魅了されてしまった私は、この部屋に住むことを決意。

新築はやっぱりきれい。何もかもが美しく見えた。

特殊な環境で10か月住んでいたこともあり、このマンションの何もかもが美しく見えました。
新築独特のあの匂いがとても心地よく、ここから始まる新生活にとてもワクワクしていたことを思い出します。

早く引っ越しをしたかったので毎日猛烈に働き、短期間で引っ越し費用を貯めることに成功。このお金で新しい家具家電を買い揃えてから引っ越したので、まさに全部が新しいモノの中で生活をスタートすることができました。

引越し時に家具・家電をイチから揃えるのはお金も時間もかかります。今なら家具・家電付きで即入居できるレオパレス21という選択肢もあります。

南向き8階角部屋。目の前に遮る建物がなかったので部屋がとても明るい。

1階の部屋で苦い思いをしたので、物件選びで「南向き」「2階以上」もとても重要な必須条件でした。

当初は3階の部屋に入居することが決まっていましたが、8階の角部屋が空いたと連絡を受けたこともあり、急遽8階の部屋に決定。

この決断は大正解で、バルコニーの窓を開けても視界を遮る建物が何もなかったのでダイレクトに太陽の光が部屋に差し込んできました。人間にとって光を浴びる生活は、健康面においてもとても重要です。薄暗い環境下で10か月も生活してきたからこそ、太陽の偉大さを身をもって実感できた出来事でした。

それから夏になると、大阪港天保山花火大会をバルコニーから眺めることができました。これも8階という高所だからこそ実現できたこと。毎年ビール片手に花火を鑑賞していたことも良い思い出です。

新築は完璧に見えたが、家賃が一番のネックだった。

新築だからすべてが完璧ではありません。この部屋も住みにくいと感じたデメリットはいくつかありました。

まず1つ目は家賃。新築は一般的に家賃が高めに設定されていて、世間では「新築プレミアム」と呼ばれています。

新築プレミアム(賃貸)とは、新築物件に特有の付加価値により、相場より10%〜20%(最大3割)高く設定される家賃のこと。

この部屋の家賃は共益費を入れて66,500円。端数の500円はいわゆる眺望ステータスです。
平成初期の時代で、この6畳一間の1Kタイプにしてはかなり高い部類でした。それでも花園町の部屋に疲れていた私は、バイトをたくさん入れることでこの問題を無理やり解消することに。

新築プレミアムの家賃に苦しんだ経験から思うのは、最初から家賃がリーズナブルな物件を選ぶことも大切な判断だということ。全国に低価格帯の物件を多く持つビレッジハウスのような選択肢もあります。

当時の私にとってこの家賃はかなり重荷でした。生活費を賄うためにバイトをたくさん入れてがむしゃらに働き、ある日とうとう心身ともに疲れてしまいました。

入居から3年後くらいにはここを出ようと考えるようになり、そうと決めたらすぐに行動。10階に住んでいた大家さんの元を訪ね、退去したいと伝えると、、、

「家賃値下げするから出ていかないでくれ!」

まさかの引き止めにあうことに。(笑)

結果6万円(共益費合わせて)にまで下げてもらうことに成功。
言ってみるものだ、家賃は交渉で下がる!この時の経験はその後の賃貸生活に大いに役立ちました。

値下げしてもらったこともあり、結局この部屋には8年間住みました。

8階角部屋は内見した部屋とは違うレイアウトの部屋だった。

2つ目は、内見なしで決めた間取りの誤算です。内見した部屋は3階。でも8階角部屋への入居に変更を決めた時にこの部屋の内見はしませんでした。同じマンションの別の階だから見なくても大丈夫だと思っていたからです。

入居日当日、中に入ってみて「あれ?なんか内見した部屋より玄関がせまい?」と違和感を察知。部屋に入っても何かがおかしい。私が見た3階の部屋とはいくつかレイアウトが違っていました。

あきらかに違っていたのは以下の3点。

玄関がせまい。
クローゼットが小さい。
洗濯機置場がベランダ。

玄関とクローゼットはまだ許容範囲でしたが、問題は洗濯機置場。奮発して購入した新品の全自動洗濯機を外に置かなければいけなくなったのは本当に嫌でした。

ちゃんと確認をしなかった自分が悪い。そう言い聞かせるしかなかった。

電気温水器の湯切れに悩まされる。1日に使えるお湯の量に制限があった。

18歳の時に住んだ北花田の物件と同じで、こちらのマンションもオール電化。3つ目は電気温水器の湯切れ問題です。電熱コンロは使い勝手が悪いとわかっていましたが、北花田での経験があったので使いこなすことができました。コンロは問題なし。

問題はお湯の使用量。貯蔵量がかなり少なかったみたいで、とくに冬場お湯の使用量が多い時は湯切れが度々発生。入浴中で湯切れが発生してしまうと、溜める途中で水になったり髪の毛をすすぐシャワーが途中で水になったりで本当に大変でした。

不動産屋からは事前に使うお湯が多いと水になる、とは聞いてはいたものの同じタイプの北花田の部屋ではこの様なことが発生したことがなかったので、お湯の使用限度量はあらかじめ確認しておくべきでした。

現在のオール電化物件ではこの様な湯切れが度々発生をすることは無いかと思いますが、平成初期はオール電化設備の物件はまだまだ黎明期。そうなると当時は最先端設備を誇る賃貸ワンルームマンションということになりますが、電気温水器は電気代も高くついていたので、私にとっては散々な設備でした。現代主流のエコキュートとは比べ物になりません。

荷物が増えて6畳一間がかなり手狭になり、引っ越しを決意。

4つ目は部屋の狭さです。玄関開けて廊下沿いに小さなキッチン。その先のドアを開けると6畳一間の居住空間。北花田の時と同じで、この空間に冷蔵庫、電子レンジ、収納ラック、机、布団などの生活必需品がすべて詰まっていました。

居住年数は20歳から8年間。この間に趣味でサーフィンをはじめたこともあり、サーフボードを部屋に置くと、もう限界を超えてしまうほどの荷物量になりました。

このデメリットを解消できる部屋に引っ越そう。28歳になった私は、次なる物件探しを始めました。

この物件、今でもまだありました。

大阪市港区弁天町の1Kマンション間取り図(8階角部屋・約19㎡)
1Kマンション 間取り図|弁天町駅 徒歩5分
項目詳細
所在地大阪市港区弁天町
交通JR大阪環状線・Osaka Metro弁天町駅 徒歩5〜8分
築年月1993年
建物構造RC
専有面積18.95㎡
間取り1K(6畳)
所在階/階数8階/10階建て
当時の家賃6.65万円 → 6万円に値下げ(家賃+共益費)
現在の推定家賃4.1万円〜4.7万円(AI予測賃料)

築30年以上経っているので、現在家賃はやはり妥当だと思われます。私が住んでいた時の家賃は新築プレミアム価格だったことがよくわかります。土地バブルが崩壊した時期でしたが、それでも都心の家賃はまだまだ結構強気な価格帯でした。

次の物件も大阪市内。次回紹介する物件が、私の賃貸人生の中で最大の失敗部屋でした。次回詳しくお話をいたします。

まとめ:弁天町の8年間で学んだこと

  • 新築プレミアムは一時的なもの。数年で家賃交渉の余地が生まれる。諦めずに大家に相談してみる価値はある。
  • 内見は必ず入居する部屋そのものを見ること。同じマンションでも階や向きが違えば間取りが変わることがある。
  • 洗濯機置場・収納など細部は内見時に必ず確認。新築の高揚感で見落としがちな落とし穴がある。
  • 採光と眺望は暮らしの質に直結する。迷ったら上層階・南向きを選ぶと後悔が少ない。
  • 家賃は言ったもの勝ちの面がある。退去を申し出ると大家が動くことがある。交渉する勇気を持とう。

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