【50代の賃貸体験談】住之江で同じマンション内引っ越し2年|給湯器持参・DIY経験・上京決断のリアル

賃貸失敗の歴史 vol.5 上京を決めた2年間 アイキャッチ 不動産

住之江1部屋目に7年住んだ後、排水口の配管問題がきっかけで同じマンション内の北向き角部屋に引っ越し、そこで2年間暮らしました。住み終えたのは2011年12月、上京する直前のことです。

2部屋目の特徴は「自分で手を加えながら住みやすくした2年間」。原状回復されていなかった部屋を入居後に自分で清掃し、シャワーヘッド・フローリングシートをホームセンターで買って自分で取り付け、極めつけは1部屋目から給湯器を移設するという、普通の賃貸ではあり得ない出来事も。

この記事は、同じマンション内で部屋を移ることを検討している方賃貸でDIYに興味がある方築古物件のリアルな改善体験を知りたい方に向けて、50代の私が住之江2部屋目で過ごした2年間と、上京を決意するまでの経緯をまとめたものです。

1部屋目の配管問題から同じマンション内引っ越しへ

その前に住んでいた住之江・南加賀屋の1部屋目では、排水口の詰まりが慢性化し、最終的に建物全体の配管を全交換しないと解消できないという事態になりました。

家主さんからの提案は「空き部屋ならどこでもいいから住み替えてくれてもいいよ」。当時このマンションは家主一家と私の3世帯のみが住んでいたので、空き部屋がいくつもあったのです。

選んだのは同じ3階の北向き角部屋。1部屋目より広く、角部屋ということで窓も多く、初めての「同じマンション内引っ越し」が始まりました。

この部屋の物件詳細|2K・北向き3階角部屋

大阪市住之江区南加賀屋の2K間取り図(2部屋目・北向き角部屋・約30㎡)
2K間取り図|住之江公園駅 徒歩8分 ※この間取り図は手書きをAIで修正したものです。実物とは多少異なります。
項目詳細
所在地大阪市住之江区南加賀屋(1部屋目と同じマンション)
交通大阪メトロ四つ橋線 住之江公園駅 徒歩8分
築年月1972年(入居時で築約37年)
建物構造鉄骨造
専有面積約30㎡
間取り2K(6畳2間)
所在階/階数3階/4階建て
向き北向き(角部屋・窓多数)
当時の家賃5.6万円(家賃+共益費・1部屋目と同額)
居住期間2年(〜2011年12月)

同じ建物内引っ越しのメリット

「同じマンション内引っ越し」は、普通の引っ越しと比べて圧倒的にラクでした。実際に体験してみて感じたメリットがこちらです。

  • 引っ越し費用がほぼかからない:階段や廊下を使って自力で運搬できる量だったので、引っ越し業者を頼まず家族や友人の手も借りずに完結。
  • 家主との関係性をそのまま継続できる:1部屋目で築いた信頼関係が活きて、何かあった時の相談もスムーズ。
  • 近隣・駅・商店街など生活インフラの再開拓不要:スーパー・コンビニ・通勤ルート全てそのまま。
  • 住所変更の手続き範囲が小さい:番地は同じで部屋番号だけ変わるケースが多い。

ただし、これが成り立つのは家主との良好な関係+空き部屋の存在という条件があってこそ。普通の賃貸では難しい選択肢ですが、もし条件が揃ったら検討する価値は大きいと感じました。

北向き角部屋の意外な明るさ

1部屋目(西向き)から北向きへの移動は、正直少し不安でした。「北向きは暗い」というイメージが強かったからです。

ところが実際に住んでみると、角部屋で窓がたくさんあることもあって、北向きとは思えないほど明るい部屋でした。日中はほとんど照明が要らないレベル。バルコニー側だけでなく、角部屋の側面にも窓があるため、午後でも自然光がしっかり入るのです。

「向きより、窓の数と立地(目の前の建物の有無)の方が大事」というのは、この体験で得た学びです。北向きを敬遠している方は、内見時に窓の数・周辺の建物の高さもよくチェックしてみてください。意外な掘り出し物があるかもしれません。

入居時の大掃除|原状回復未の部屋を自分で清掃

入居して最初に直面したのが、「原状回復がされていない部屋」という衝撃の事実でした。

キッチンは油まみれ。コンロ周りも壁も、前の住人が使ったままの状態でした。風呂場にはカビが広範囲に広がっていて、見るからに「この状態で住むの?」というレベル。普通なら家主か業者が原状回復するものですが、家族経営に近いマンションだったため、その工程が省略されてしまっていたのです。

大家さんに掛け合うこともできましたが、「自分でやってみよう」と決断。週末を使って徹底的な清掃を始めました。

キッチンの油汚れは何度も洗剤で拭き取り、風呂場のカビは専用洗剤と歯ブラシで根気よく落としていく。ひとりで黙々と作業した数日間。大変でしたが、きれいになっていく過程に達成感があり、終わった時には「この部屋は私が再生させた」という愛着すら芽生えていました。

この経験が後に「キレイ好き」な性格につながったと、今でも思います。賃貸でも「やればできる」という自信を持てたのは、大きな収穫でした。

設備のDIY|シャワーヘッドとフローリングシート

清掃以外にも、住みながら少しずつ部屋を改善していきました。築古物件は工夫の余地が多く、DIYの楽しさを覚えたのもこの時期です。

シャワーヘッドを水圧UPタイプに自分で交換

2部屋目はシャワー付きでしたが、昭和レトロな「バランス釜」タイプ。瞬間湯沸かし器が浴室にあるあれです。風呂が沸くのを待たなくていいのは1部屋目より大きな進歩でしたが、水圧が弱いのが難点でした。

そこでホームセンターに行き、水圧UPタイプのシャワーヘッドを購入。自分で交換したところ、標準的な水圧くらいまで改善できました。費用は数千円、作業時間は10分ほど。賃貸でも自由に変えられる部分は意外と多いことに気づいた瞬間でした。

トイレ床にフローリングシートを自分で貼った

もうひとつ気になったのが、トイレと風呂場の床がタイルだったこと。冬場の底冷えが半端なく、足を置いた瞬間に冷気が伝わってきて辛かったのです。

これも対策は同じくホームセンター。クッション性のあるフローリングシートを購入し、トイレの床にカットして自分で貼りました。賃貸でも剥がせる素材を選んだので、退去時の原状回復も問題なし。冬場の足元が一気に快適になりました。

「賃貸だから諦める」のではなく、「賃貸でもできる範囲で工夫する」。この発想が定着したのが、住之江2部屋目での2年間でした。

給湯器を1部屋目から移設という珍事件

そして、住之江2部屋目で起きた最大の珍事件がこれです。普通の賃貸ではまず体験できない出来事でした。

入居して間もなく、キッチンの給湯器が壊れていることが判明。お湯が出ないのです。慌てて大家さんに相談したところ、思いがけない返事が返ってきました。

「もとの部屋に置いてある給湯器、まだ動くからそれを外してこの部屋に持ってきて使ってくれていいよ。移設の費用は私が出すから。」

つまり、1部屋目の給湯器を業者に外してもらい、2部屋目に取り付け直すという、普通では絶対にあり得ない解決策。同じマンション内引っ越しだからこそ可能な、家主の機転でした。

後日、業者さんが来て1部屋目から給湯器を取り外し、2部屋目に再設置。家主さんが言葉通り移設代を全額負担してくれて、私は新品の給湯器を買う必要もなく、無事にお湯が使えるようになりました。

「同じマンション内引っ越し」って、こんな裏技まで使えるのかと、当時の私は本当に驚いたものです。家主との良好な関係と、空き部屋という条件が揃ったからこその対応でした。

環境改善|ゴキブリ激減・土壁が白塗装で明るい

1部屋目で苦しんでいた夏場のゴキブリ問題も、2部屋目では大きく改善しました。完全にゼロというわけではありませんが、遭遇頻度が激減。同じマンション内なのに、これほど違うとは予想外でした。理由は今でも分かりませんが、部屋の位置や日当たり、過去の住人の習慣など、複合的な要因かもしれません。

もうひとつ嬉しかったのは、土壁の上から白く塗装されていたこと。1部屋目の土壁は暗くて鬱屈しがちでしたが、2部屋目は白塗装+角部屋の窓多数で、毎日の気分が全然違いました。

築古でも工夫次第で住みやすさは大きく変わるという好例だったと思います。

上京を決意したきっかけ|ベンチャー会社からの誘い

2部屋目で2年が過ぎた頃、人生を大きく変える出会いがありました。

当時仲良くなったある人物が、東京でベンチャー企業を立ち上げたばかり。その人から思いがけない打診を受けたのです。

引っ越し費用は全部もつから、東京に来て自分の会社を手伝ってほしい

ずっと大阪で暮らしてきた私にとって、東京は遠い場所でした。でも「人生の中で、日本の首都で生活してみるのも悪くない」と思えたのです。

住之江で過ごした合計9年間(1部屋目7年+2部屋目2年)の暮らしに区切りをつけ、2011年12月、私は上京を決意しました。

その後の東京での暮らしについては、▶︎ 【50代の実体験】東京の賃貸は本当に高い!14年住んで気づいた家賃高騰の現実と値上げを断る方法 で詳しく書いています。

私の賃貸遍歴シリーズ|18歳から続く実体験

住之江2部屋目で過ごした2年間は、私の長い賃貸生活の中の「大阪での最後の章」でした。それまでに住んだ物件、そしてこれから住む物件の体験談はシリーズで公開しています。

👉 【50代の賃貸体験談】初めてのひとり暮らしは寮費1万円|18歳でバブル時代に住んだ大阪堺市北花田の1K

👉 【50代の賃貸失敗談】花園町の1階ワンルームに19歳で住んで後悔した10か月の体験

👉 【50代の賃貸体験談】弁天町1Kで家賃を6,500円下げた家賃交渉の実体験|新築プレミアムの罠

👉 【50代の賃貸体験談】住之江2Kに7年|土壁・追い焚き・ゴキブリと配管詰まりで同じマンション内引っ越し

※シリーズは順次公開予定です。上京後の物件など、新しい体験談記事が追加されたら、こちらでもお知らせします。

物件選びの基本は▶︎ 【50代の賃貸探し体験談】14年ぶりの引っ越しで学んだ物件選びの7つの条件と失敗しないコツ もあわせてどうぞ。

築古でも快適に暮らしたい方へ|家具家電付き・敷金礼金ゼロの選択肢

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まとめ|住之江2部屋目で得た教訓

  • 同じマンション内引っ越しは引っ越し費用がほぼゼロで実現できる。家主との関係性と空き部屋の条件が揃えば最高の選択肢。
  • 北向きでも角部屋なら明るい場合がある。「向き」より「窓の数・周辺の建物」を見ることが大事。
  • 賃貸でもDIYで設備を改善できる範囲は意外と広い。シャワーヘッド・フローリングシートなどホームセンターで揃う。
  • 原状回復未の部屋でも、自分で清掃すれば住める。大変だが達成感は大きく、その後の暮らし方にも良い影響。
  • 家主との良好な関係は、いざという時の最大の資産。給湯器移設のような特別対応につながることもある。
  • 人生の節目には、思いがけない誘いに乗ってみる勇気も大切。住之江で完結したはずの私が、東京で14年暮らすことになるとは予想していなかった。

住之江で過ごした合計9年間は、「築古を工夫で乗り越える経験値」を積み上げた時間でした。次は東京での14年間の話を、これから少しずつシェアしていきます。


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