【50代の賃貸体験談】住之江2Kに7年|土壁・追い焚き・ゴキブリと配管詰まりで同じマンション内引っ越し

賃貸失敗の歴史 vol.4 築古2Kの7年間 アイキャッチ 不動産

28歳のとき、大阪・住之江区南加賀屋にある築30年・2K・西向き3階の鉄骨マンションに引っ越し、そこで7年間暮らしました。

「広い部屋を手頃な家賃で借りたい」という条件で築古を選んだ結果、待っていたのは夏場の大きなゴキブリ・土壁の暗さ・追い焚きのみの風呂といった築古ならではの困りごと。最後は排水口の詰まり問題が配管全交換でしか解消できないと判明し、家主の提案で同じマンション内の別の部屋に引っ越しを決断しました。

この記事は、築古物件を検討中の方広い部屋を手頃な家賃で借りたい方賃貸トラブルや家主とのやり取りに不安を持っている方に向けて、50代の私が28歳から7年間住んだ住之江1部屋目のリアルな体験をまとめたものです。

なぜ住之江・南加賀屋を選んだか|広さと家賃のバランス

その前に住んでいた弁天町の新築1Kは8年住んで6畳一間が手狭になり、引っ越しを決意。28歳になった私が次の物件選びで重視したのは、「とにかく部屋が広いこと」でした。

広い部屋を手頃な家賃で借りるには、築古物件を選ぶしかないと当時の私は考えました。新築や築浅で広い部屋となると家賃が一気に跳ね上がるからです。

もうひとつの条件は「都心から少し離れること」。ただし大阪市内であることは譲れない条件でした。この2つを両立できる場所として選んだのが、大阪メトロ四つ橋線・住之江公園駅が最寄りの住之江区南加賀屋。築30年の2Kマンションを家賃5.6万円(共益費込み)で借りることができました。

この部屋の物件詳細|築30年・2K・西向き3階

※この間取り図は手書きをAIで修正したものです。実物とは多少異なります。
項目詳細
所在地大阪市住之江区南加賀屋
交通大阪メトロ四つ橋線 住之江公園駅 徒歩8分
築年月1972年(入居時で築30年)
建物構造鉄骨造
専有面積約28㎡
間取り2K
所在階/階数3階/4階建て
向き西向き
当時の家賃5.6万円(家賃+共益費)
居住期間7年(28歳〜35歳)

7年住んで気に入っていた点|広さ・押入れ・畳の和室

この部屋には困りごともたくさんありましたが、長く住めたのは気に入っていた点もしっかりあったからです。

  • とにかく部屋が広い:弁天町の6畳一間から比べると、生活空間が一気に広がりました。
  • 昔ながらの押入れで収納力が抜群:布団・季節物・衣類などすべて収まり、部屋がスッキリ。
  • 畳の和室が新鮮:それまでフローリングの部屋ばかりだったので、畳の感触と香りが新鮮で、実家を思い起こさせる懐かしさがありました。

築古ならではの「広さ・収納・和室」という3点は、新築や築浅の物件ではなかなか得られない魅力でした。

夏場の大きなゴキブリで「帰宅恐怖症」になった話

7年間で一番嫌だったことは、間違いなく夏場のゴキブリです。しかも、これがまた大きい

仕事から帰ってきて電気をつけた瞬間、目の前にあいつが現れる…という出来事が何度もありました。多い時は一気に3匹と遭遇したことも。築古物件ならではの隙間の多さや、近隣の状況も影響していたのかもしれません。

この経験はトラウマとなり、しばらくは帰宅して玄関を開け、電気のスイッチを押す瞬間が本当に怖くなりました。今思い出しても、当時の心拍数が上がる感覚が蘇ります。

駆除はもっぱら害虫駆除スプレー。でもその後の処分が苦痛でした。ティッシュをこれでもかと束ねて、感触が手に伝わらないように…という作業を、毎回ひとりでこなしていました。

築古物件を検討する方は、「夏のゴキブリ対策」を入居前にしっかり想定しておくことを強くおすすめします。隙間テープ・置き型駆除剤・キッチン周りの徹底清掃など、できる対策はすべてやっておく価値があります。

そのほか7年住んで気になった点|土壁・バルコニー無し・追い焚きのみ

土壁の暗い雰囲気|昭和レトロも長期居住では鬱屈

この部屋の壁は土壁。入居当初は「昭和レトロな雰囲気でいいかも」と思っていました。でも、実際に住み続けてみると、部屋全体がどんよりとした雰囲気になり、気分が鬱屈してくることに気づきました。

白いクロス壁とは違い、土壁は光を吸収するので部屋全体が暗く感じるのです。日々の暮らしの中で「なんだか元気が出ない」と感じる原因のひとつだったと、今振り返ると思います。

バルコニーがない|洗濯物干し場が屋上のみ

この部屋にはバルコニーがありませんでした。そのため洗濯物干し場は屋上のみ。

メリットとしては、広々とした屋上で乾きが抜群に早いこと。風通しも日当たりも良好でした。ただ、外出中に突然雨が降ると一発でアウト。すべての洗濯物を取り込みに走るしかありません。屋上まで階段を上がるのも、毎回少し面倒でした。

風呂が追い焚きのみ・シャワーなし

お風呂は追い焚きのみでシャワーなしのタイプ。実家がこのタイプだったので「慣れているから大丈夫」と思って入居しましたが、実際に毎日使ってみるとかなり不便でした。

特に冬場の湧き上がりが遅いこと。仕事から帰って「すぐに入りたい」と思っても、お湯が沸くまで30分〜1時間待つ必要があり、これが本当にきつかったです。シャワーひとつで済ませたい日も、お湯張り&湧き上がり待ちが必須でした。

致命的だった「排水口の詰まり」と配管全交換問題

住之江1部屋目を出る決断のきっかけになったのが、排水口の詰まり問題でした。

築古物件あるあるかもしれませんが、お風呂の排水口は何度か詰まりを起こしていました。これまでは大家さんに連絡すると、その都度詰まりを取ってくれていたので大きな問題にはなっていませんでした。

ところがある日、いつもの方法ではどうにも解消できない詰まりが発生。大家さんも自分で対応しきれず、ついに業者を呼んでもらうことに。そして調査した業者の出した結論が、衝撃的でした。

「この詰まりを根本的に解消するには、建物全体の配管を全交換するしかありません。」

建物全体の配管全交換となると、家主さんにとっても大きな負担です。当然ながら家主さんはそこまでの工事は実施できないとの判断。困った私に、大家さんは思いがけない提案をしてくれました。

「空き部屋ならどこでもいいから、住み替えてくれてもいいよ。」

当時このマンションの居住者は、大家のおばあちゃん・私・大家のおばあちゃんの娘さん一家の3世帯のみ。空き部屋がいくつもあり、家族経営に近い物件だったからこそ、こんな提案が成り立ったのだと思います。

同じマンション内で別の部屋に引っ越す決断

大家さんの提案を受けて、私は同じマンション内で別の部屋に引っ越すことを決めました。

「同じ建物内で引っ越し」は普通の引っ越しと違い、引っ越し業者を頼む距離も短く、初期費用もほぼかからない。何より住み慣れたエリア・近隣関係をそのまま続けられるのは大きなメリットです。

とはいえ、新しく決めた部屋にも独自の「困りごと」が待っていました。さらには1部屋目から給湯器を持参するという、普通の引っ越しではあり得ない出来事も発生。同じマンション内の2部屋目での1年間の体験談は、続編記事で詳しくお伝えする予定です。

私の賃貸遍歴シリーズ|18歳から続く実体験

住之江1部屋目で7年間暮らした体験は、私の長い賃貸生活の中の「中盤の章」にあたります。それまでに住んだ物件、そしてこれから住む物件の体験談はシリーズで公開しています。

👉 【50代の賃貸体験談】初めてのひとり暮らしは寮費1万円|18歳でバブル時代に住んだ大阪堺市北花田の1K

👉 【50代の賃貸失敗談】花園町の1階ワンルームに19歳で住んで後悔した10か月の体験

👉 【50代の賃貸体験談】弁天町1Kで家賃を6,500円下げた家賃交渉の実体験|新築プレミアムの罠

※シリーズは順次公開予定です。住之江2部屋目(給湯器持参の話)・上京後の物件など、新しい体験談記事が追加されたら、こちらでもお知らせします。

物件選びの基本は▶︎ 【50代の賃貸探し体験談】14年ぶりの引っ越しで学んだ物件選びの7つの条件と失敗しないコツ もあわせてどうぞ。

築古で家賃を抑えたい方へ|家具家電付き・敷金礼金ゼロという別の選択肢

「広い部屋を手頃な家賃で」と考えると、私のように築古物件を選ぶのがひとつの正攻法です。ただし、築古はゴキブリ・配管・設備の古さといったリスクもセットでついてきます。

同じ「家賃を抑える」目的でも、現代では家具家電付き・敷金礼金ゼロ・全国の物件から選べるサービスもあります。築古のリスクを取らずに初期費用と月々の家賃を抑えたい方は、こうした選択肢も視野に入れておくと安心です。

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まとめ|住之江南加賀屋7年で学んだ築古賃貸のリアル

  • 築古は広さ&家賃のバランスは取れる。ただしゴキブリ・配管・設備の古さといったリスクとセット。
  • 夏のゴキブリ対策は入居前から想定しておくべき。隙間テープ・置き型駆除剤・徹底清掃が基本。
  • 土壁は雰囲気は良いが、長期居住では暗さが気分に影響する。白い壁の物件と比較検討を。
  • バルコニーの有無は洗濯動線に直結する。毎日の生活に効く重要ポイント。
  • 追い焚きのみ・シャワーなしは想像以上に不便。特に冬場の湧き上がり待ちが辛い。
  • 家主との関係性は最後の引っ越しタイミングで活きる。誠実なやり取りの積み重ねが、思いがけない提案につながることも。

住之江1部屋目での7年間は、便利さでは語れない「人と暮らしのリアル」を学んだ時間でした。続編では、同じマンション内の2部屋目で過ごした1年間の話をお届けします。


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