投資に失敗して立ち直れないあなたへ|530万円溶かした50代独身が、現金6:投資4で立て直すまで【FP3級】

投資に失敗して立ち直れないと思った50代独身が現金6対投資4で立て直すまで|新築ワンルームマンション投資530万円損失・FP3級 ワンルーム投資の失敗記録
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「投資に失敗して、もう立ち直れない」。そう検索して、この記事にたどり着いた方へ。最初にお伝えしたいのは、あなたは一人ではない、ということです。

私(935/くみこ)は、投資で二度、大きく失敗しています。ひとつはFX。小さく勝っては一度に大きく負ける「コツコツドカン」を、何度も繰り返しました。もうひとつは新築ワンルームマンション投資で、約530万円を失いました。50代・独身・賃貸暮らし。「この先の老後はどうなるんだろう」と、眠れない夜を何度も過ごしました。

それでも今は、FP3級を取り、現金6:投資4という堅実な形に立て直せています。この記事は、投資助言でも成功自慢でもありません。「立ち直れない」と思っていた私が、どうやってここまで戻ってきたか。その全過程を、実際の資産の割合まで含めて正直に書きます。

※この記事は私自身の一次体験にもとづく記録であり、特定の商品や投資手法をすすめるものではありません。投資の判断はご自身の責任と、必要に応じて専門家への相談のうえで行ってください。

「投資は9割が負ける」——私も、その9割でした

投資の世界では「9割の人が負ける」とよく言われます。かつての私は、まさにその9割の側にいました。

最初にのめり込んだのはFXでした。少額から始めて、最初は小さく勝てるんです。数千円、ときには数万円。その積み重ねが楽しくて、夜中もスマホでチャートを眺めるようになりました。ところが、勝ちが続いて気が大きくなった頃、たった一度の大きな逆行で、それまでコツコツ積み上げた利益が一瞬で消えます。これが「コツコツドカン」です。小さく勝ち続けて、最後にドカンと失う。私はこれを、一度ではなく何度も繰り返しました。

利益が出た瞬間もありました。でも、トータルで手元に残ったものより、削られた時間と精神のほうがずっと大きかった。だから今の私は、FXからは完全に手を引いています。人には、まったくおすすめできません。

投資で失敗する人の共通点|私が全部やっていたこと

FP3級の勉強をして、自分の失敗を振り返って気づいたのは、「失敗する人には共通点がある」ということでした。しかもその共通点を、私は全部やっていました。

共通点当時の私
① とにかく早く増やしたいと焦るコツコツ貯めるのが面倒で、一発で増やそうとした
② 仕組みを理解しないまま始める人にすすめられるまま、中身をよく分からず契約した
③ 損を認められず、深追いする「取り返せば大丈夫」と、さらにリスクを重ねた

この3つは、FXでも、次にお話しするワンルームマンション投資でも、まったく同じでした。手法が違うだけで、負ける人の心の動きは同じなんだと、痛いほど分かりました。

新築ワンルームマンション投資でも、530万円を溶かしました

FXで懲りたはずなのに、私は次に、もっと大きな失敗をします。新築ワンルームマンション投資です。

きっかけは職場の上司からの紹介でした。「節税になる」「家賃で勝手にローンが返せる」という言葉を信じて、5,000万円を超えるローンを組み、2件のワンルームを買いました。結論から言うと、約4年で、実質およそ530万円の損失を出して売却することになります。

なぜそうなったのか——新築の価格に乗っていた割高な上乗せ分、サブリースの二重構造、節税の実態、そして売却までの全記録は、別のシリーズに詳しく書いています。同じ失敗を避けたい方は、ぜひこちらも読んでみてください。

「もう立ち直れない」と思った、どん底の話

二度の失敗が重なって、私は本気で「もう立ち直れない」と思いました。

50代、独身、賃貸暮らし。頼れる家族の状況にも限りがある。老後まで時間はそう残っていないのに、何百万円ものお金が消えてしまった。夜中に目が覚めて、天井を見ながら「あのお金があれば」と考える。数字を見るたびに胸が締めつけられる。そんな日々でした。

いちばんつらかったのは、「取り返そう」とすればするほど、傷が深くなっていったことです。損を取り戻そうと焦って動くと、たいてい次の損を呼びます。私はFXでもワンルームマンション投資でも、それを身をもって知りました。

転機になったのは、ある日「取り返すのを、もうやめよう」と決めたことでした。失った530万円は戻ってきません。でも、これ以上減らさないことは、今日からできる。そこから、私の立て直しが始まりました。

どう立て直したか|インデックス投資中心に切り替えた

立て直しでいちばん大事にしたのは、「一発逆転を、二度と狙わない」ということです。増やすことより先に、守ること・減らさないことを土台に置きました。

具体的には、投資の中身をまるごと入れ替えました。ギャンブルのようなFXも、借金を背負う不動産もやめて、新NISAを使ったインデックス投資を軸にしたのです。

  • コア(土台):つみたて投資枠で、米国に分散するインデックス投信(S&P500)を毎年の枠いっぱいまで、淡々と積み立て
  • サテライト(脇役):成長投資枠で、全世界株のインデックス(オルカン)を月3万円のペースで。あわせて、高配当の株を無理のない範囲で少しずつ買い足す

FP3級の勉強で腹落ちしたのは、「長期・分散・低コスト」という王道の原則でした。派手さはまったくありません。毎月同じ金額を、決まった商品に入れていくだけ。ドキドキもしないし、夜中にチャートを見ることもなくなりました。でも、私にはこの「退屈さ」こそが必要だったのだと思います。

今の私の資産配分は「現金6:投資4」

「立て直したあと、結局どれくらい投資に回しているの?」——これがいちばん聞かれたい部分だと思うので、正直にお見せします。総額は伏せますが、割合はありのままです。

区分割合中身
守り(現金・安全資産)約6割銀行預金・証券口座の待機資金・満期のある養老保険
攻め(投資)約4割インデックス投信(S&P500・オルカン)+高配当株

投資に回すのは、資産全体の4割まで。残りの6割は現金と安全資産で厚く持っています。理由はシンプルで、投資で痛い目にあったからこそ、「半年〜1年は無収入でも暮らせる現金」だけは絶対に取り崩さないと決めているからです。この現金があるだけで、相場が下がっても慌てずにいられます。

その結果、いまの投資の含み益は約190万円のプラス、高配当株から受け取る配当は年間およそ17万5,000円(今年の受取+予想)になりました。一発で増やしたお金ではありません。派手なことをやめて、身の丈で続けた「退屈な投資」が、少しずつ運んできてくれた数字です。

ちなみに、老後資金づくりで人気のiDeCoは、私はまだ使っていません。60歳まで引き出せない仕組みなので、いまは手元の現金の余力を優先しているためです。これは今後、無理のない範囲で検討していくつもりです。

念のため書き添えると、「現金6:投資4」はあくまで“私の数字”です。独身か家族がいるか、持ち家か賃貸か、年金がどれくらいあるかで、ちょうどいい配分は人それぞれ変わります。年金や家計を含めた老後全体の設計については、年金月12.4万円・家賃12.2万円のリアル|50代単身の老後設計にまとめています。

自分に合った「守りと攻めの割合」が分からないとき

私は失敗を重ねてやっと今の形にたどり着きましたが、遠回りせずに、一度プロに家計と資産を棚卸ししてもらうのも良い方法です。中立の立場のファイナンシャルプランナーに、オンラインで無料相談できるサービスもあります。

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まとめ|同じ場所にいる、あなたへ

「投資に失敗して立ち直れない」。かつての私も、心の底からそう思っていました。だからこそ、いま同じ場所にいるあなたに、これだけは伝えたいです。「立ち直れない」は、通過点です。

私が立て直しでやったことは、たった二つです。

  • 取り返そうとするのを、やめる(深追いが次の損を呼ぶ)
  • 身の丈に戻る(一発逆転をやめ、守り6:攻め4の退屈な形にする)

530万円は戻ってきませんでした。でも、そこで立ち止まれたおかげで、いまは含み益も配当も、少しずつ積み上がっています。何より、夜中にチャートを見て胸を痛める生活から抜け出せました。

もし今、数字を見るのがこわいなら、まずは「これ以上減らさない」だけを目標にしてみてください。そこから、必ず景色は変わっていきます。私がそうだったように。

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※くり返しになりますが、本記事は私個人の体験の記録です。投資には元本割れのリスクがあり、成果を保証するものではありません。ご自身の判断で、無理のない範囲で。
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