ワンルームマンション投資で530万円失った全記録|50代独身の不動産投資失敗ブログ

ワンルームマンション投資で530万円失った全記録|勧誘から売却・立ち直りまでを時系列でまとめた記事のアイキャッチ ワンルーム投資の失敗記録
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新築ワンルームマンション投資で、私は4年間で約530万円を失いました。

50代、独身、賃貸暮らし。上司の紹介で始めた「節税になる」はずの投資は、毎月お金が出ていくだけの重い荷物になり、2024年に2部屋とも損切りして手放しました。

この記事は、勧誘の電話から売却、そして立ち直るまでの全記録を時系列でまとめた「目次」です。各段階の詳しい話はそれぞれの記事に書いてあるので、いま同じ場所で悩んでいる方は、気になるところから読んでください。

先にお伝えしておくと、私はいま、立ち直っています。だからこの記事は、失敗自慢でも脅しでもなく、「同じ道を歩かないための地図」のつもりで書きました。

損失530万円の内訳

まず、全体像を数字でお見せします。すべて実際の契約書と確定申告書に基づく数字です。

項目金額
購入価格(2部屋合計)5,530万円
組んだローン約5,450万円(当時の年収650万円の8.4倍)
売却価格(2部屋合計)5,150万円
値下がり分△380万円
売却時の仲介手数料△150万円
最終損失約530万円

保有中は毎月約15,890円の赤字が口座から出ていきました。「節税」で戻ってきた税金は、確定申告の還付と住民税の軽減を合わせて約90万円。530万円を失って90万円が戻る――これが「節税になる」の実態でした。

この全体像を1本にまとめたのが、シリーズ第1回の「新築ワンルームマンション投資、4年で530万円損失(vol.1)」です。

時系列で振り返る全記録

2020年3月:勧誘は「上司の紹介」から始まった

きっかけは職場の休憩時間、上司からの「場所がいい物件がある」の一言でした。物件を一度も見に行かず、Googleマップだけで確認してサインした自分がいました。人を信じた瞬間に、物件を見る目は止まってしまうのだと、いまなら分かります。

→ 詳しくは:新築ワンルームマンション投資、上司の紹介から|勧誘構造を振り返る(vol.2)

2020年:年収の8.4倍、5,450万円のローン

2部屋で借入5,450万円。35年ローンの総返済予定額は7,515万円、利息だけで2,065万円でした。恥ずかしい話ですが、この「総返済額」を私は契約前に計算していませんでした。そして新築ワンルームは、買った瞬間に2〜3割値下がりする構造だということも知りませんでした。

→ 詳しくは:買った瞬間に2〜3割下がる「新築プレミアムの罠」(vol.3)

保有中:「節税になる」の答え合わせ

営業トークの中心は「節税」でした。実際に戻ってきたのは、確定申告5年分を検証しても合計約90万円。その裏で毎月15,890円の現金が消えていきました。しかも減価償却で「節税」した分は、売却時に譲渡益への課税という形で戻ってきます。入口の節税だけ説明して、出口の税金は教えてくれないのです。

→ 詳しくは:節税の仕組みと「90万円」の現実(vol.5)「節税」の代償は売却時に来た(vol.7)確定申告5年分の還付額で検証

売却準備中:私の部屋は「二重サブリース」だった

売却しようとしたとき、不動産会社から「この部屋、転貸されていますよ」と言われました。契約書を取り寄せると、私が知らない会社が貸主になっていた。家賃保証だと思っていたサブリースは、条文を読むと「又貸しの又貸し」を認め、しかもその中身は「開示しない」と書かれていました。

→ 詳しくは:私の部屋は二重サブリースだった(vol.4)契約書2通の条文を全公開(vol.4続編)

2024年2月〜6月:損切りの決断と売却

YouTubeで出口の厳しさを知り、金利も管理費も上がっていく現実を前に、「これ以上傷が広がる前に売る」と決めました。一括査定で複数社の数字を見て、2024年3月に売買契約、6月に決済完了。最後の決済で約129万円を持ち出して、5,450万円のローンから解放されました。

→ 詳しくは:5,450万円のローンを手放した日(vol.6)一括査定で売却までこぎつけた体験談売却にかかった仲介手数料150万円の話

530万円が教えてくれた5つのこと

  1. 物件を見ずに契約しない。「人への信頼」と「物件の価値」は別物です。
  2. 買う前に出口を計算する。総返済額と「いま売ったらいくらか」。この2つの数字を知らずに買ってはいけませんでした。
  3. 「節税」という言葉が出たら財布を見る。帳簿の赤字と財布の赤字は別物です。戻る税金より出ていく現金が多ければ、それは節税ではなく損失です。
  4. 契約書はタイトルではなく条文を読む。「家賃保証」の実態は、条文の中にしか書いてありません。
  5. 損切りは「負け」ではなく「これ以上失わない選択」。払ったお金は戻りません。でも、未来の損失は止められます。

立ち直るまで

530万円の数字を見るのが苦痛で、眠れない時期もありました。転機は「取り返そうとするのをやめた」ことです。いまは現金6割・投資4割の身の丈の配分に戻し、退屈なインデックス投資を続けています。「立ち直れない」は、終点ではなく通過点でした。

→ 詳しくは:投資に失敗して立ち直れないあなたへ

いま勧誘を受けている人、持っていて不安な人へ

もしいま勧誘を受けているなら、契約の前に「出口」を計算してください。総返済額と、買った瞬間の売値。この2つで大抵の答えは出ます。

すでに持っていて不安な方は、まず「いま売ったらいくらか」を知ることからです。私は複数社の査定額を見て、初めて現実の数字と向き合えました。判断はその後で十分間に合います。

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まとめ:この記録は、まだ続きます

  • 4年間で約530万円。勧誘から売却までの全記録は、各記事に書き残しています
  • 一番の失敗は「自分で数字を計算しなかったこと」。知識とお金は、自分を守る唯一の武器です
  • そして失敗は、終わりではありませんでした

このシリーズは今後も、確定申告の後日談や、売却後のお金の立て直しなど、続きを書き足していきます。同じ場所で立ち止まっている誰かの地図になれば、それがこの530万円の一番の使い道だと思っています。

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